皮膚科が扱う主な疾患 | 山本皮膚科医院

皮膚科が扱う主な疾患

皮膚科が扱う疾患は非常にたくさんの種類があります。みなさんが日常遭遇する機会の多い疾患もあると思いますが、これらを皮膚科が扱っているということを知っている人は意外に少ないかもしれません。以下に皮膚科が扱っている疾患を簡単な説明とともに紹介いたします。

１）アレルギー性疾患

アトピー性皮膚炎

近年、アレルギー性疾患の増加が問題となっております。特にアトピー性皮膚炎はその中でもよく話題に上ると思いますが、病気の理解やその治療法においていろいろな誤解が生じております。いたずらに病気を悪化させているケースも少なくありません。

かぶれ（接触皮膚炎）

身の回りの様々なものが接触アレルゲンとなり得ます。化粧品や植物、職業上接するものなど原因アレルゲンは様々です。皮膚科では原因検索としてパッチテストを行っています。

蕁麻疹（じんましん）

蕁麻疹も比較的多い疾患です。蕁麻疹全てを食事や肝疾患に結びつけている方もおられると思います。しかし実際はそのようなケースは少数であり、また蕁麻疹の原因も様々あります。

２）物理的および科学的障害

とこずれ（褥瘡）

床ずれもそのステージにおいて治療は異なります。床ずれが出来るような方は皮膚科外来を受診することは困難と思いますのでお近くの皮膚科医でも、このホームページにある連絡先でも結構ですのでご連絡ください。

やけど（熱傷）

やけども深さによって治療が異なってきます。また誤った処置により化膿させたり、治りを悪くさせているケースもしばしば見られます。

しもやけ

皮膚の外傷・・・切り傷を縫ったり、擦り傷を処置したりということもしています。

３）薬疹

• 薬疹は全ての皮膚疾患を模倣するというくらいいろいろな症状があります。長く使っている薬でも薬疹を生じることがあります。また皮膚だけでなく内臓にも影響を及ぼすことも少なくありません。

４）水疱症、膿疱症

• 天疱瘡、類天疱瘡・・・全身に水ぶくれが出来る比較的まれな病気です。副腎皮質ホルモンの全身投与や血漿交換療法などが行われます。皮膚科特定疾患の一つです。
• 掌蹠膿疱症

５）うおのめ（鶏眼）、たこ（胼胝）

６）乾癬

７）膠原病

８）色の異常

• しみ、くろなまず（肝斑）
• しろなまず（尋常性白斑）

９）あざ（母斑）

10）皮膚腫瘍

11）汗の異常（多汗症、腋臭症）

12）にきび（ざ瘡）

13）毛髪疾患（脱毛症）

14）爪の異常

15）皮膚の化膿（細菌性疾患）

• とびひ（伝染性膿痂疹）
• おでき（せつ、よう）
• めんちょう（丹毒）

16）ウイルス性疾患

• のぼせ、ねつのはな（単純ヘルペス）
• しんけいのはな（帯状ヘルペス）
• みずぼうそう（水痘）
• いぼ（疣贅）
• 尖圭コンジローマ
• はしか（麻疹）
• 三日ばしか（風疹）

17）カビ（真菌症）

• 水虫、タムシ（白癬）
• 癜風
• カンジダ

18）虫などによる皮膚病

• 水疥癬
• しらみ
• 毒が皮膚炎

19）性病